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【初心者向け】Contact Form 7でドメインメールを使ってるのに迷惑メールに入る原因と解決方法

「ドメインメールを使えば迷惑メールに入らなくなる」

そんな情報を見て安心していたのに、実際にやってみると自動返信したメールが迷惑フォルダに入ってしまう…。

私自身、まさにこの状況に直面しました。

ドメインメール(info@〜)をきちんと設定しているのに、自動返信設定したメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまったんです。

これは珍しいことではなく、原因と対策を押さえれば解決できる問題です。

この記事では、なぜドメインメールを使っても迷惑フォルダに入ってしまうのか、その原因と解決方法 を、初心者の方でもわかるように丁寧に解説していきます。

なぜ迷惑メールに入ってしまうのか?

ドメインメールを使っているのに迷惑メール扱いされるのには、いくつか理由があります。

  • WordPressの標準送信方式(PHP mail)が迷惑判定されやすい
  • SPFやDKIMなどの認証設定がされていない
  • 送信元アドレスとサイトのドメインが一致していない

つまり「ドメインメールを使う」だけでは不十分で、「正しく認証された経路で送る」ことが大事なんです。

解決方法ステップ

ステップ1:SPF/DKIM/DMARCを設定する

これは「このドメインから送っているメールは本物ですよ」と証明する仕組みです。

  • SPF:送信サーバーが正しいかをチェックする仕組み
  • DKIM:メールに電子署名をつけて改ざんされていないことを証明
  • DMARC:SPF/DKIMの結果をもとに受信サーバーに指示を出す

Xserver や ConoHa WING などのレンタルサーバーでは、管理画面からそれぞれ簡単に設定できます。

  1. サーバーパネルにログイン
    エックスサーバーの「サーバーパネル」にアクセスして、対象ドメインを選択します。


     
  2. メール→「SPF設定」を開く


     
  3. SPF設定を有効化
    「ONにする」ボタンをクリックしSPF設定を有効化します。


     
  4. DKIM設定を開く


     
  5. DKIM設定を有効化
    「DKIM設定追加」タブを開き、対象ドメインを選択し「設定する」をクリックで有効化されます。


     
  6. DMARC設定を開く


     
  7. 設定を変更する
    1. 変更後のDMARCポリシー設定:「何もしない」
    2. 変更後のレポート設定:ON
    3. レポートを受信するメールアドレスを入力

       

<DMARC設定について>

  1. 変更後のDMARCポリシー設定: 「何もしない」
    • この設定は、DMARCの検証結果に基づいて特に処理を行わないことを意味します。つまり、DMARCに失敗したメールがあっても、受信側のメールサーバーはそのメールを通常通り受信します。
    • ※この設定を選ぶことで、まずはDMARCの運用状況を確認することができます。誤って正当なメールが迷惑メールとして扱われるリスクを避けることができるため、安心して運用を始めることができます。
  2. 変更後のレポート設定: 「ON」
    • レポート設定をONにすると、DMARCの検証結果が指定したメールアドレスに送信されます。これにより、どのメールがDMARCに失敗したのか、どのような問題が発生しているのかを把握できます。
    • ※レポートを受け取ることで、運用状況を確認しやすくなります。問題が発生した場合に、どのメールが影響を受けているのかを知ることができ、必要に応じて設定を調整することができます。

このように、最初は「何もしない」ポリシーで運用し、レポートを受け取ることで状況を把握しながら、徐々に設定を強化していくことが推奨されます。これにより、初心者でも安心してDMARCを運用することができます。

ステップ2:WP Mail SMTPを導入する

SMTPプラグインを使えば、WordPressから送られるメールの信頼性が大幅に向上します。

以下、独自ドメインメールを送信元にする設定手順です。

1. プラグインのインストール&有効化

  1. WordPress管理画面 → 「プラグイン」→「新規追加」。


     
  2. 「WP Mail SMTP」を検索し「今すぐインストール」→「有効化」。


     

2. 基本設定(一時)

  • 「WP Mail SMTP」→「設定」→「一般」タブを開く。


     
  • 送信元メールアドレス:独自ドメインのメールアドレスを入力。


     
  • 送信元メールアドレスを強制使用:ON推奨。


     
  • メーラー選択:「その他のSMTP」を選択。


     

3. SMTPサーバー情報を入力(ドメインメール用)

以下はエックスサーバーで取得したSMTP情報の例です(実際にご利用のサーバー情報に置き換えてください)

設定項目入力例(Xserver)
① SMTPホストsv◯◯.xserver.jp
② 暗号化TLS
③ SMTPポート587
④ SMTPユーザー名独自ドメインのメールアドレス
⑤ SMTPパスワードそのメールアドレスのパスワード

設定完了後、「設定を保存」をクリック。

SMTPサーバー情報の調べ方

  1. 契約しているレンタルサーバーの「サーバーパネル」を確認
    • 例:エックスサーバーなら 「サーバーパネル → メールアカウント設定 → 該当ドメイン → メールソフト設定」 に表示されています。
    • ここに「送信サーバー(SMTP ホスト)」「SMTP ユーザー名(メールアドレス)」「パスワード」が記載されています。
  2. サーバー会社からの契約完了メール
    • サーバー契約時に送られてくる「設定完了のお知らせメール」にもSMTP情報が書かれています。
    • 「受信サーバー(POP/IMAP)」と「送信サーバー(SMTP)」が両方記載されているので、SMTPの欄を参照します。
  3. 代表的なサーバーの例
    • エックスサーバー◯◯.xserver.jp
    • ConoHa WING◯◯.conoha.ne.jp
    • CORESERVER◯◯.coreserver.jp

※暗号化、SMTPポートは「TLS(587)」が推奨ですが、もしエラーが出た場合は SSL(465) に切り替えて試してみてください。

4. テストメールで動作確認

WordPress管理画面 → 「WP Mail SMTP」→「ツール」→「メールテスト」タブを開き、送信先メールアドレスを入力して「メールを送信」をクリック。

受信トレイに以下内容のメールが届けば設定完了です(届かない場合は設定内容を見直しましょう)。

ステップ3:送信元アドレスをドメインに合わせる

サイトのURLが the-affinger.com なのに、送信元を xxx@gmail.com にしていると迷惑メールとして扱われやすいです。

ドメインメールを作成し、送信元は必ず サイトのドメイン に合わせましょう。

  • info@the-affinger.com
  • contact@the-affinger.com

これで「サイトの正規ドメインから送っている」と判断されやすくなります。

ステップ4:テスト送信で確認する

ここまで設定したら、自分宛てにテスト送信を行いましょう。

  • 迷惑メールフォルダに入らないか
  • 正しく本文や差出人が表示されているか

もしまだ改善されない場合は、サーバーのサポートに問い合わせてみるのもおすすめです。

一言

私の経験上、エックスサーバーとConoHa WINGではサポート対応のスピードに差を感じます。
ConoHaも悪くはないのですが、すぐに返信がこないと次に進めないのでモヤモヤすることも…。

初心者の方には、やはり対応が早くて安心できる エックスサーバー をおすすめします。

まとめ

ドメインメールを使っていても、迷惑メールフォルダに入ることは珍しくありません。

大切なのは「正しい経路で送る」こと。

  • SPF/DKIM/DMARCを設定して正規の送信者であることを証明する
  • WP Mail SMTPで送信方式を「SMTP」に切り替える
  • 送信元アドレスをサイトのドメインと一致させる

ここまで対策すれば、多くの場合は迷惑フォルダ問題を解決できます。

私自身も現在この問題に取り組んでいる最中です。

実際に設定を行ってどう変わったかは、また追記して共有しますね。

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