ホームページを作りたいけれど、どのWordPressテーマを選べばいいのか迷っていませんか?
私も実際に ハンドメイドブランドのデモサイト「COLORËdo」 を制作する中で、AFFINGERを使い、その強みと弱みを体感しました。
結論から言うと、AFFINGERは「ブログ運営」だけでなく「ホームページ制作」にも十分対応できるテーマです。
特に、「ウィジェットエリアの豊富さ」や、専用プラグインによる「分析・改善機能」は、サイトを育てたい人にとって大きな武器になります!
この記事では、実際にAFFINGERでHPを制作した体験をもとに、
- どんな人に向いているのか
- どこで苦労するのか
を正直にお伝えします。
これからWordPressでホームページを作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
実際に制作して感じた「AFFINGERの強み」

最近、ハンドメイド革製品のデモサイト「COLORËdo」をAFFINGERで制作しました。
そこで改めて気づいたのは、稼ぐサイトを作るという観点で役立つ機能が揃っていることです。
特に印象的だったのは次の3つ。
ウィジェットエリアの多さ

AFFINGERはとにかくウィジェットエリアが豊富。
サイドバー、記事上下、フッターなど、好きな場所にバナーやリンクを設置できるので、サイト改善や収益化の導線作りがとてもやりやすいです。
専用プラグインによる計測と改善

AFFINGER専用の「タグ管理マネージャー」「PVモニター」「ABテストプラグイン」などを組み合わせれば、クリック率や導線の効果をすぐにチェック可能。
しかもAFFINGER用に作られているので設定もシンプル。
初心者でも“サイト改善サイクル”を回しやすいのが大きなメリットです。
ブロックエディタでも十分な装飾が可能

AFFINGERはもともとクラシックエディタがメインだったので、になり、ブロックエディタに対応する段落スタイルの装飾で比べると、SWELLは一覧にデザインが表示されるので、直感的に選びやすい。
対してAFFINGERは、カーソルを合わせないとプレビューが出ないため、最初は「どれがどんな装飾なのか」を探りながら使う必要があります。
一方で、AFFINGERには段落スタイルとは別に、「マイボックス」「見出し付きボックス」「メモボックス」など多彩な装飾パーツが用意されています。
慣れてくると、この装飾パーツを組み合わせるだけで大抵のデザインは再現可能です。
正直、AFFINGERは操作に慣れるまで時間がかかるんですが、その分「思わぬ発見」があるのも事実です。
私自身8年ほどAFFINGERを使っていますが、いまだに「こんな便利な機能があったのか!」と驚かされることがあります。
つまり、
- 直感的でわかりやすいのはSWELL
- 複雑だけど掘れば掘るほど機能が見つかるのがAFFINGER
記事装飾に関してはどちらも十分ですが、学習曲線と“掘り出し物感”の違いが面白いポイントです。
制作中に苦労した「余白調整」問題
実際に「COLORËdo」の制作を進める中で、一番苦労したのは カバーブロックやグループブロックの余白調整 でした。
カバーブロックを3連続で並べたときの余白

TOPページでカバーブロックを3つ並べた際、どうしてもブロック同士の間に余白ができてしまいました。
このままだとデザインが間延びして見えるため、追加CSSを使って下マージンをゼロに設定 することで解決しました。
このCSS調整はデフォルト機能ではありませんが、身につけるとサイト全体のクオリティが一段と上がります。
詳しいコードは「カバーブロックの間にできる余白を消す方法」にまとめていますので、参考にしてください。
グループブロックの背景色設定時の余白

もうひとつ悩まされたのが、グループブロックを「ワイド幅」にして背景に色をつけた場合。
ブロックを連続で並べると、やはり下に余白が生まれてしまうんです。
こちらも同様に ブロック下の余白を0に調整 することで、意図した「背景色が切れ目なく続くデザイン」にできました。
感じたこと
正直、この余白調整の部分は初心者にとっては大きなハードルになると思います。
ただ、AFFINGERは自由度が高いテーマだからこそ「細かい調整が効く」という強みの裏返しとも言えます。
逆に言えば、こうした小さな壁を一つひとつ解決していくことで、自分の思い通りのデザインに仕上げられるのがAFFINGERの魅力だと感じました。
SWELLと比べて感じた操作性の違い

実際にAFFINGERとSWELLの両方を使ってみて、記事執筆における操作性は大きな違いがあると感じました。
ブロックエディタの書きやすさはSWELLがリード

結論から言うと、ブロックエディタでの記事作成は、SWELLの方が快適です。
直感的な操作性と、装飾パーツの豊富さ・分かりやすさは、初心者でも迷わず記事が書ける大きな魅力。
私自身も使ってみて「これは記事がサクサク書けるな」と実感しています。
クラシックエディタならAFFINGERが圧勝

一方で、クラシックエディタを使うならAFFINGERが圧勝です。
昔ながらのエディタで記事を書いてきた人にとっては、AFFINGERのショートコードや装飾機能は非常に使いやすく、効率的に記事を仕上げられます。
現状の主流はブロックエディタ

ただし、WordPress全体の流れとしては ブロックエディタ(Gutenberg)が主流 になっています。
そのため、記事の「書きやすさ」だけを基準にすれば、どうしてもブロックパーツの多いSWELLが一歩リードしていると言えるでしょう。
AFFINGERでも十分戦える
とはいえ、AFFINGERもブロックエディタに対応しており、基本的な装飾であれば十分にカバーできます。
この記事を見てもらってもわかると思いますが、文字装飾で困ることはほとんどありません。
もっとこうしたい!というこだわりが強い場合のみ、物足りなさを感じるかもしれませんが、今のままでも十分だと思います👍
補足
「80%のクオリティ」か「95%のクオリティ」かという差であって、特に複雑な装飾を必要としない人にとっては、AFFINGERでも不便を感じることはほとんどありません(実際私は満足しています)。
どんな人にAFFINGERが向いているのか?
ここまで、実際にハンドメイドHPをAFFINGERで制作した体験や、SWELLとの比較をお伝えしてきました。
では結局のところ、AFFINGERが向いているのはどんな人なのか? を整理します。
AFFINGERが向いている人
- ブログやサイトで収益化を本気で目指したい人
→ タグ管理マネージャーやPVモニター、ABテストプラグインによって、データを基にした改善ができるのはAFFINGERならでは。 - ウィジェットエリアを使って広告や導線を柔軟に設置したい人
→ サイドバー、記事上下、フッターなど多彩な配置が可能で、収益最大化につなげやすい。 - クラシックエディタで記事を書きたい人
→ SWELLよりも圧倒的に快適。ショートコードの便利さも相まって執筆がはかどります。 - ブロックエディタでもシンプルな装飾で十分な人
→ 基本的な装飾は問題なくできるので、80〜90%の完成度で記事が仕上がる。
AFFINGERをおすすめしない人
- 「とにかく記事執筆の快適さ」を最優先したい人
→ ブロックエディタでの操作性ではSWELLに軍配が上がるので、書きやすさ重視ならSWELLの方が満足度は高い。
まとめ
AFFINGERは「記事執筆のしやすさ」だけで比べるとSWELLに劣ります。
しかし、収益化に直結する計測や改善のしやすさ、ウィジェットエリアの豊富さという点で、他テーマにはない強みがあります。
ハンドメイドサイト「COLORËdo」を制作してみて、余白調整などで苦労した部分もありましたが、最終的にはしっかり形にできました。
「収益化を意識したホームページやブログを作りたい」人には、やはりAFFINGERは強力な武器になると感じています。