
マイブロックって便利そうだけど、どう使えば効率化できるの?
そんな疑問をもっている方に向けて、AFFINGER専用機能「マイブロック」活用術 を解説します。
私自身、AFFINGERを長年使ってきて「マイブロックをどう使うか」で記事作成のスピードも、デザインの統一感も大きく変わると実感してきました。
基本的な登録・挿入方法から、ショートコードを使った共通化、さらに効率化のための運用テクニックまで、他の記事では紹介されていない実践ノウハウをまとめています。
この記事を読めば「もう1回同じ設定を繰り返す手間」から解放され、記事執筆がグッと楽になりますよ。
AFFINGER6「マイブロック」とは?

マイブロックは、AFFINGER専用のブロック登録機能です。
装飾したブロックやブロックの組み合わせを保存しておき、いつでも呼び出せるのが特徴です。
大きなポイントは、登録すると同時にショートコードが発行されること。
これにより、ウィジェットやカテゴリ説明文など「ブロックエディタが使えない場所」でも同じデザインを反映できます。
パターンとの違い
WordPress標準機能の「パターン」とは連動していません。
- パターン(WordPress標準)
- 同期ON:全記事を一括管理
- 同期OFF:記事ごとに個別編集可能
- 呼び出しは「/」+名前で可能
- マイブロック(AFFINGER専用)
- 記事に直接挿入 → 個別編集可能
- ショートコードで挿入 → 大元修正で全記事に反映
- 呼び出しは「パターン一覧」またはショートコード貼り付け
パターンの使い方は以下の記事に詳しく書いています。
マイブロックを使うメリット

マイブロックを活用すると、記事作成の効率やサイト全体の品質が一気に変わります。
ここでは特に重要なメリットを3つ紹介します。
共通要素の一括管理ができる
マイブロックを登録するとショートコードが発行されます。
このショートコードを記事下CTAやプロフィール枠、キャンペーン告知などに設置しておけば、大元を修正するだけで全記事に反映できます。
修正や差し替えが一瞬で終わるので、更新の手間が大幅に削減されます。
デザインを統一できる
記事ごとに装飾がバラつくと、読者からは「雑多で読みにくいサイト」に見えてしまいます。
マイブロックで共通要素を管理しておけば、全記事で同じデザインを維持でき、統一感のあるサイト運営が可能です。
特にCTAやプロフィールなど、収益や信頼性に直結する部分を統一できるのは大きな強みです。
改善サイクルをスピードアップできる
「記事下CTAの文言を変えたい」
「キャンペーン告知を差し替えたい」
そんなとき、マイブロックをショートコードで運用していれば 1回の修正ですべて更新できます。
ABテストや改善施策のスピードが格段に上がるので、収益化を目指すサイト運営では必須レベルの効率化が可能です。
マイブロックの基本的な使い方

ここからは、実際にマイブロックを使う手順を紹介します。
基本は「新規登録 → 記事に挿入 → ショートコード活用」という流れで覚えておけば迷いません。
マイブロックを新規登録する手順
- WordPress管理画面の左メニューから 「マイブロック」→「新規マイブロックを追加」 をクリック
- 編集画面でパーツを作成し、名前(タイトル)をつけます
(例:この記事を書いた人ならmb-prof
、注意ボックスならmb-warn
など、短くわかりやすい命名が便利)
- デザインを整え、必要に応じてカテゴリを入力 → 公開 をクリック
(※カテゴリ名の頭に番号を入れておくと、一覧の表示順をコントロールできます)
登録したパーツを記事に挿入する方法
- 記事編集画面で「
」をクリックし、ブロック挿入ツールを開く
- 「パターン」タブに切り替えると、登録したマイブロックのカテゴリが表示されます
- カテゴリを選び、挿入したいパーツをクリックすれば記事内に挿入完了です
ショートコードとして使う方法
マイブロックを登録すると、同時に ショートコードが発行 されます。
例:
このコードをコピーして「ウィジェット」や「カテゴリ説明文」に貼り付ければ、ブロックエディタが使えない場所でも同じデザインを表示できます。

さらに、マイブロック編集画面で修正すれば、ショートコードを貼ったすべての箇所に反映されるので、共通要素の管理が一気にラクになります。

記事本文に挿入するもう一つの方法
実は記事本文にマイブロックを挿入する方法はもう一つあります。
- 「
」→「AFFINGER:マイブロック」 を選ぶ。
(または段落で「/マイブロック」と入力)
- 登録済みのマイブロックをドロップダウンリストから選択できる専用ブロックが利用できます。
これを使えば、ショートコードをコピーするためにわざわざマイブロック一覧ページを開かなくても、記事編集画面でそのまま挿入可能です。
「ショートコードを貼る」のと同じ効果ですが、一覧を開かずにその場で選択できる分、圧倒的に手軽です。
ここで差がつく!マイブロック便利な使い方(活用術)
基本的な登録と挿入ができるようになったら、次は“便利な使い方”です。
ここを理解しているかどうかで、記事作成の効率も改善スピードも大きく変わります。
共通要素はショートコードで一元管理
マイブロック最大の強みは、ショートコードで共通要素を一括管理できることです。
- 「記事下CTA」
- 「キャンペーン告知」
- 「プロフィール枠」
など、全記事で同じ内容を表示したい要素はショートコード運用がベスト。
大元のマイブロックを修正すれば、設置した全ページに即反映されるので、ABテストやキャンペーン切り替えがスムーズに行えます。
記事内では“パーツ挿入”で柔軟に
一方、注意ボックスや補足文、記事中の区切りパーツなどは 記事ごとに微調整が必要なケースが多い 。
そのため、マイブロックをパーツとして直接挿入して使うのがおすすめです。
これなら挿入後にその記事だけ文言を変えたり、色を変えたりと柔軟に調整できます。
ショートコード専用にして管理しやすくする
マイブロックを登録するときに「パターンに追加しない」にチェックを入れておくと、ブロック挿入ツールのパターン一覧に表示されません。
現状は完全には機能していない部分もありますが、「記事では使わず、ショートコード専用で管理する要素」(例:免責文・キャンペーン枠など)を分けておく運用方針はおすすめです。
補足:パターンとの使い分けについて
WordPress標準の「パターン」には同期ON/OFFがあり、呼び出しも「/」で簡単にできます。
一方、マイブロックはショートコード一括管理やウィジェット活用に強みがあります。
パターンとマイブロック両方をうまく使い分けることで、さらに効率的な記事作成が可能になります。
マイブロック活用4つのコツ

基本操作や便利な使い方を押さえたうえで、さらに効率よく運用するためのコツを紹介します。
私自身が普段から取り入れている工夫なので、ぜひ参考にしてみてください。
カテゴリ分けで迷わないライブラリ化
マイブロックは数が増えると探すのが大変になります。
「01_ユーティリティ」「02_ボックス」「03_ボタン」「04_CTA」といった形で、用途ごとにカテゴリを作成して整理しておきましょう。

数字を頭につければ一覧でも常に上位に表示されるので、探す手間が減ります。
ショートコード専用の要素を分ける
マイブロックには「パターンに追加しない」という設定があります。
現状は完全に機能していませんが、ショートコード専用で使いたい要素(CTA・免責文・プロフィールなど)は、記事に直接挿入しないと決めておくと管理がスッキリします。
よく使う要素は“ユーティリティ化”する
記事ごとに必ず使うような要素は、あらかじめユーティリティとして登録しておくと効率的です。
こうした基本パーツを揃えておけば、記事の組み立てが早くなり、自然とデザインも統一されます。
定期的な棚卸しで精鋭化
マイブロックを増やしすぎると、逆に選択肢が多すぎて非効率になります。
月に1回程度は「使っていないものを整理」「成約率の高い要素だけ残す」という棚卸しをしましょう。

勝ちパターンだけが残るので、ライブラリがどんどん精鋭化されますよ。
まとめ:マイブロックを使いこなして効率的に記事を書こう
AFFINGER6の「マイブロック」は、記事作成のスピード・デザインの統一感・改善サイクルに大きな差を生み出す機能です。
- 初心者の方は、まず「新規登録 → 記事に挿入 → ショートコードで共通要素を設置」の流れを覚える。
- 中級者の方は、CTAやプロフィールなどをショートコードで一括管理しつつ、ユーティリティ化したパーツを活用して記事執筆を効率化してみてください。
少しずつ使いこなせるようになれば、「同じ設定を繰り返す手間」や「記事ごとのデザイン崩れ」から解放されます。
また、WordPress標準の「パターン」との組み合わせを理解すれば、さらに効率的な運用が可能になります。
パターンの便利な活用方法については別記事で詳しく解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。
AFFINGERを使うなら、マイブロックを活用しないのは本当にもったいないです。
今日から取り入れて、記事作成をもっとラクに、もっと楽しくしていきましょう!